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Z世代・若手社員の価値観とは


 2021年の新語・流行語対象TOP10に選ばれた「Z世代」という言葉をご存じでしょうか。



「Z世代」とは、1990年代後半~2000年代に生まれた若者世代(10代~20代前後)をさす言葉です。


 今回は、昨今の新卒世代にあたるZ世代の価値観についてご紹介します。




Z世代の価値観



1. 相手に承認・称賛されることがモチベーションに


 Z世代は10代の頃からSNSを利用し、SNS内で自分の趣味を共有できるコミュニティを探し求めることが当たり前の世代です。


 そういったコミュニティで、自分の投稿や発言などが周囲に共感(いいね)してもらえる、認めてもらえることに対して喜びを感じる傾向があります。それは、会社においても同様で、自分の発言したことが上司に理解・承認してもらえるとモチベーションアップや良い関係性構築につながると言えます。


 一方で、SNSを利用する中で、自分の発言が炎上したり非難されたりなど、マイナスになることもよく知っています。


 そのため、大きなコミュニティやまだ関係値が浅い場で発言を求められた場合、警戒心が強く、本当に発言しても大丈夫な場であるかを疑う傾向にあります。そういった場では、自分の発言に対する周囲(上司)の反応に敏感であり、よく観察しています。



2. 一人ひとりの価値観(自分らしさ)を尊重する


 Z世代はモノや選択肢が溢れかえっている時代に生きているため、モノや経済的な価値への信仰が当たり前ではなくなっています。

また、バブルなど好況の時代を経験していないことから、外発的(モノやお金)豊かさに対する欲求が薄れている、もしくはそもそも期待せず、その代わりに内発的(自分の心)豊かさを求めるようになってきています。



仕事においても昇給や昇進のために努力しようという考え方だけでなく、より社会的意義のある仕事を任せてもらいたい、自分の市場価値を高めたいなど、働くモチベーションや重視するポイントが人により異なります。


 このように、Z世代は、一人ひとりが違う価値観を持っていることを認識・尊重し、自身においても「自分らしさ」を重視しています。そのため、「私の時代はこうだったんだよ」など上司の考えを押し付けられたり、若者(Z世代)と一括りにされたりすることを嫌う傾向があります。


【Z世代の価値観】

  1.  相手に承認・称賛されることをモチベーションにする一方で、
      関係値が浅い場で発言を求められる場合、警戒心が強く周囲の反応に敏感

  2.  自分の心の豊かさや自己実現の欲求が強く、一人ひとりの価値観(自分らしさ)を
      大切にする



以上、今回は、Z世代の若手社員の価値観についてご紹介しました。

次回は、こういった価値観を持っているZ世代の部下をマネジメントする際のポイントをご紹介します。



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