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1on1の頻度・時間/場所/相手をどう設定するか
上司と部下が定期的に行う対話「1on1ミーティング」。
最近注目が高まっており、導入する企業も増えています。
今回は、1on1ミーティング実施のための基本的な運用方法として、
「1on1の頻度・時間/場所/相手をどう設定するか」についてご紹介いたします。
目次
- 1on1の頻度と所要時間について
- 1on1の場所について
- 1on1を実施する相手について
- まとめ
1.1on1の頻度と所要時間について
1on1ミーティングの実施頻度と一回当たりの所要時間については、
「最低月に1回程度」実施し、「各回30分以内」から始めていくことがおすすめです。
実施頻度が低くなると上司・部下双方の1on1ミーティング優先順位が下がってしまい、
部下との信頼関係の構築や人材育成が効果的に進まない原因にもなります。
月に1回以上の頻度で実施し、代わりに1回の所要時間を短くすることで、
上司と部下の日程調整もしやすくなり、継続して1on1ミーティングを実施していくことにつながります。
ただし、1回の所要時間については、取り扱うテーマの緊急性が高く、また日をあけずにじっくり対話を重ねた方がよいという内容であれば、延長や、はじめから少し長めの所要時間を設定してもよいでしょう。
2.1on1の場所について
実施する場所についても、工夫することで1on1ミーティングがより効果的なものとなることが期待できます。
場所を設定する際に留意したいポイントは、下記の2点です。
・話題に合わせて場所を選ぶ
・二人きりの環境となるよう選ぶ
例えば、部下の将来やアイデアを聞くようなテーマの場合は、窓があるなど明るく広い部屋が適しており、逆に部下の不安や個人的な事情が話題となる場合は広すぎず、落ち着いた明るさの部屋を選ぶことでより話しやすい空間となります。また、会社の外のカフェやラウンジなど、会議室以外の場所を活用することも効果的です。
2点目の「二人きりの環境となるよう選ぶ」についても、部下の個人的な内容を聞くことがある1on1ミーティングでは非常に重要な点です。
他の社内の人が周りにいない、部下が安心して発言できる空間であることで、率直な思いを引き出すことができ、お互いの信頼関係も深まります。
3.1on1を実施する相手について
1on1ミーティングを実施する相手については、日々の業務内容に関する点が話題となることが想定されるため、基本的には直属の上司と部下での実施が推奨されます。実際に1on1ミーティングを導入されている企業の多くでは、直属の上司・部下で実施されていることと思います。
一方、部署を越えてのペアで実施することにも「直属の上司には言いにくいことも話せる」「他部署の人と話すことで、部下が会社のことをより広く知ることにつながる」等のメリットがあります。
いずれの場合も、1on1ミーティングの目的や個人間の相性に合わせ、最適な相手と実施することがポイントです。
まとめ
今回は、1on1ミーティングを実施するにあたっての基本的な運用方法として、頻度・時間、場所、相手についてご紹介いたしました。
どれも1on1ミーティングの効果的な実施につながる点ですので、特に初めて1on1ミーティングを導入・実施するという場合に実践してみてください。
1on1ミーティングのアンケートや面談記録などは、クラウドシステムを活用して管理することもできます。
また、1on1ミーティング制度導入のコンサルティングや、管理職向けのスキル研修も実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。