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1on1で部下と会話が弾まない時の原因・解決方法
上司と部下が定期的に行う対話「1on1ミーティング」。
最近注目が高まっており、導入する企業も増えています。
しかし、いざ1on1ミーティングを実践してみると、人によっては話が弾まず、気まずい思いをするケースも多いようです。
今回は、1on1ミーティングで話が弾まない場合に考えられる原因と対応策をご紹介します。
1.1on1ミーティングで話が弾まない原因
1on1ミーティングで話が弾まない場合、考えられる原因は以下のようなことがあります。
① 1on1ミーティングの目的が分かっていない ② お互いの信頼関係が築けていない |
① 1on1ミーティングの目的が分かっていない
話が弾まない原因として、部下または上司、あるいは両方が、1on1ミーティングの目的をよく理解していない、内心納得していない、という状況が考えられます。
「忙しいのに、一体何のためにこの時間があるのか」
「ここで話をして何になるのか」
といったネガティブな感情を持っていると、話は弾みません。
1on1ミーティングの目的は企業によって異なりますが、多くの場合「部下の成長支援」が目的であり、部下の仕事における悩みごとや困りごと、今後やりたいと思っていることなどを話す「部下のための時間」であり、「部下の成長や気づきを促す場」です。
話が弾まない場合は、あらためて1on1ミーティングの目的は何か、部下と上司で話してみることをお勧めいたします。目的が明確になることで、何を話したらよいかが見えてくるでしょう。
② お互いの信頼関係が築けていない
話が弾まないもうひとつの原因として、お互いの信頼関係が築けていない、ということも考えられます。人は誰しも、目の前の人は信頼できるか、自分のことを話しても大丈夫か、という懸念を抱いているものです。
とくに上司と部下という関係の場合は、部下が
「こんなことを話したら評価が下がるのではないか」
「上司は忙しく自分の業務には興味はないのでは」
といったことを考えているケースも少なくありません。
また、上司の側も、部下のことをよく知らず、何を話したらよいのかわからないというケースもあります。普段部下がどのような業務をしているのか、どんなことにモチベーションを感じているのか、どんな目標を持っているのか、わかっているでしょうか?
関心を持って日々部下を観察していれば、自ずと
「あの業務は大変そうだね」
「最近少し元気がない様子に見えるね」
といった声かけができるはずです。
話が弾まない場合は、このように、お互いが遠慮していて、心理的な距離があり、信頼関係が築けていないことが考えられます。信頼関係は急に築けるものではありませんので、まずは、お互いを知ること、関心を持つことからはじめてみましょう。普段から部下の様子や性格を把握することで、1on1ミーティングにおいても対話しやすくなります。
また、自分のことを相手に開示するのも効果的です。
(「私は○○が趣味で・・」「実は今こういう業務をしていて・・」等)
2.1on1ミーティングで話が弾まないときは、
目的を確認したうえで、少しずつ信頼関係を築こう
以上、1on1ミーティングで話が弾まない場合に考えられる原因と対応策をご紹介しました。
1on1ミーティングの目的がわかっていない、内心納得できていない場合は、あらためて目的を確認すること、また、お互いの信頼関係が築けていない場合は、普段の部下の様子に関心を持ち、自己開示もしながら、少しずつ信頼関係を築いていくこと、がポイントです。
また、1on1ミーティング実施前後のアンケートに、部下がどのように感じているのか、話が弾まない原因のヒントが隠れている場合もあります。話が弾まなかったと感じた時は、部下の記入したアンケートの内容もよく確認しましょう。
1on1ミーティングのアンケートや面談記録などは、クラウドシステムを活用して管理することもできます。また、1on1ミーティング導入のコンサルティングや、上司向けのスキル研修も実施していますので、ぜひお気軽にご相談ください。